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JCI病院・理事長との対話から見えた「JCI認証の価値」と今後の課題

  • 執筆者の写真: Afya Management and Innovation
    Afya Management and Innovation
  • 2025年9月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:7 日前


チェス盤の上に並ぶ黒と白の駒の写真。医療経営における戦略的判断や、JCI認証維持の意思決定を象徴。



“離脱”の現実 - 最近の収益状況の視点より



経営環境の悪化を背景に、JCI認証の継続を中断する病院が増えてきています。

中断の理由は経済的な問題ではない病院ももちろんありますが、経済的な理由を鑑みる病院様も多いようです。1回の認証費用は概ね約1,000万円規模にのぼり、模擬診査まで行えばさらに費用は膨らみます。


加えて、認証維持には文書整備や内部監査、QI(質改善)/KPI活動、カルテ記載の標準化など、相応の人手と時間を要します。その結果、「経営を圧迫する負担」と受け止められてしまうことがあるのも事実です。


しかし、離脱後の現場では、各種コンプライアンス測定が途絶し、医療安全と質の低下が目に見えて進むという現実があります。万一事故が起きれば、その損失は計り知れません。





病院が語る「JCIを続ける理由」



ある民間病院の理事長は、こう語りました。


「大学病院でもなければ、著名な医師がいるわけでもない私たちの病院が、どうすれば患者さんに選ばれるのか。JCIスタンダードを遵守し、安全と質を担保していること自体が信頼の証になる。それでこそ選ばれる病院になれるのだと思う」


この病院にとって、JCIは単なる「資格」ではなく、患者に選ばれる理由をつくるための武器でした。




JCIコンサルタントとして大切にすること



コンサルタントとして感じたことは、JCIを維持しながら、同時に経営力も高めるという両立の必要性です。JCIの取り組みを“コスト”で終わらせず、収益改善に直結する設計に変えていく。ここには粘り強い実務が欠かせません。


JCIスタンダードは「ルールの押し付け」ではなく、考え方の枠組みです。自院の文化や業務に合わせて日常へ落とし込める柔軟性を持っています。さらに、スタンダードは3年ごとに最新エビデンスを反映してアップデートされ、常に高い信頼性を保っています。


JCI認証の維持は簡単ではありません。けれども、放棄すれば医療安全と質を支える仕組みまで失われかねません。「JCIを続ける=病院の未来を守る選択」であり、それを経営改善とどう両立させるかが、これからの重要なテーマです。


私たちは、JCIを「負担」ではなく価値創造のための道具として使いこなす、病院様と一緒に歩み続けたいと考えています。



[お知らせ]

2025年1月、JCIは第7版から第8版へと改訂されました。

改訂内容をまとめたコラムも併せてお読みいただければ幸いです。


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