JCI第8版から新設された「Global Health Impact (GHI)」スタンダードについて
- Afya Management and Innovation

- 2025年8月30日
- 読了時間: 3分
更新日:5 日前

2025年1月、国際的な医療機関評価基準である JCI(Joint Commission International)スタンダードが改定され、第8版(8th Edition)が施行されました。その中で特に注目されるのが、新しく追加された 「Global Health Impact (GHI)」スタンダードです。
(*2026年1月1日より前に実施される調査においては、GHI章の基準は採点されますが、認定の合否判定(Accreditation Decision)には影響しません)
なぜGHIが導入されたのか?
地球の平均気温は年々上昇し、次世代に持続可能な環境を引き継ぐことは私たち全員に課された使命になっています。JCIはこれまで「医療の質と患者安全」に焦点が当てられてきましたが、今回の改定では 「環境保護と持続可能性」 という新しい視点が組み込まれました。
つまり、「医療の質」だけでなく、「環境への責任」が評価されます。
GHIスタンダードで評価される取り組み
GHIでは、医療機関がどのように環境保護へ貢献しているか、またどんな具体的施策を実行しているかが評価対象となります。
主な項目は以下の通りです:
組織全体としての環境保護への取り組み
職員への意識啓発や教育活動
電力・水資源の削減
廃棄物管理の改善
医療材料や薬剤の適正使用
サプライチェーンの評価と改善
これらについて、各医療機関は 改善項目の特定 → 目標設定 → 改善策の立案と実行 → 成果の測定と評価 を継続して行うことが求められます。
医療機関へのメッセージ
環境への取り組みは、これまでのJCI基準とは少し毛色が違うため、「自院にどう取り入れるべきか」という戸惑いが多くあるように思います。
「環境保護はすべての人々にとって喫緊の課題」という視点を持ってほしいというのが、JCIの願いなのかもしれません。
GHIスタンダードを、「単なるチェックリスト」ではなく、医療と環境の未来を両立させるための指針として捉え、この新しい視点を積極的に活用し、病院経営や日常業務に取り込むことが、これからの医療機関に求められる姿勢なのかもしれません。
今後、GHIの採点を受けたケースが増えてまいりましたら、再度その内容についてコラムを書く予定です。
ご不明点や質問がございましたら、弊社問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
[お知らせ]
JCI認証「更新用」コンサルティングを開始しました
JCI第8版の導入により、基準はこれまで以上に進化しています。
すでにJCI認証を取得している医療機関にとっても、更新(リサーベイ)への対応は容易ではありません。
Afya Management and Innovation株式会社では、JCI認証の「更新」に特化したサービスを新たに開始しました。
JCI第7版から第8版にかけて改訂されたポイントを学ぶレクチャーサービス(弊社JCIコンサルタントとの質疑応答を含む) >>改訂についてまとめたコラムも併せてお読みいただければ幸いです
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